書簡文体の研究

ユダ 20節-21節

ユダ 20-21 構文分析 日本語表示 今回は、自分のプレゼンテーションの必要から作成した、日本語で書き起こした構文分析図を掲載します。e-Swodでは、口語訳聖書が日本語で読めます。 ユダの手紙 1:20 しかし、愛する者たちよ。あなたがたは、最も神聖な信仰…

ピレモン 20節-21節

Yes, brother, let me benefit from you in the Lord; refresh my heart in Christ. Having confidence in your obedience, I write to you, since I know that you will do even more than what I say. (NASB)そうです。兄弟よ。私は、主にあって、あなたか…

ピレモン 17節-19節

ピレモン 17節-19節 構文分析 本文新改訳17ですから、もしあなたが私を親しい友と思うなら、私を迎えるように彼を迎えてやってください。 18もし彼があなたに対して損害をかけたか、負債を負っているのでしたら、その請求は私にしてください。 19この手紙は…

ピレモン15節、16節

本文彼がしばらくの間あなたから離されたのは、たぶん、あなたが彼を永久に取り戻すためであったのでしょう。もはや奴隷としてではなく、奴隷以上の者、すなわち、愛する兄弟としてです。特に私にとってそうですが、あなたにとってはなおさらのこと、肉にお…

ピリピ1章27節~30節

画像をクリックすると原寸でご覧いただけます。 以前の自分の分析に勘違いが有ったことに気づき、構文分析に改めて取り組んでみました。大雑把な取り組みですが、流れが可視化できたと思います。特に内容についてのコメントはいたしません。番号は、説教でポ…

ピレモン書 10節〜14節 関係詞を表示した場合

画像をクリックすると原寸でご覧いただけます。これまでの説明で、8節から14節が原文では一文であり、関係代名詞でつながっているということを述べました。いくらちょっとだけ頑張ってという方針でも、その関係代名詞のつながり具合ぐらい知りたいと思われる…

ピレモン書 12節〜14節

画像をクリックすると、原寸でご覧いただけます。このカテゴリーの前の記事で、原文のギリシャ語では14節までが一つの文であるということを書きました。NASBでは、一度11節でピリオドにしてありますが、KJVでは関係代名詞を用いて一文として12節を続け、コ…

ピレモン書 8節〜11節

原文のギリシャ語を調べると、実はこの文は14節まで続いているのです。しかし、このブログは、「英語を使って」「ちょっとだけ頑張って」がモットーですから、いつも使っている英語の聖書、NASBの区切りに従って確認してみることにします。本文8Therefore,…

ピレモン書 7節

画像をクリックすると原寸で表示されます。 今回は7節だけ取り上げてみます。先ず、本文を日本語と英語で比較します。私はあなたの愛から多くの喜びと慰めとを受けました。それは、聖徒たちの心が、兄弟よ、あなたによって力づけられたからです。(新改訳)F…

 ピレモン書 4節〜6節

図をクリックすると、原寸で表示されます。 獄中書簡の中で一番短いピレモンへの手紙から確認してみます。この手紙は短いので、章の区分が有りません。全体的な説明は次の機会に譲り、早速一つの文に取り組んでみます。 今回取り上げるのは、4〜6節です。英…

ガラテヤ5:13 - 26 構文分析

ご興味の有る方が観察にお用いいただければと思って投稿します。 画像をクリックすると、大きいサイズでご覧いただけます。普段通り、NASBを用いました。いつも通りの言い訳ですが、ちょっとだけ頑張ってですので、精度についてはご勘弁ください。私の勝手な…

1 ヨハネ 4:15 - 21

画像をクリックすると大きく表示されます。これまでのような解説ではなく、最近の実践を見ていただこうというものです。ちょっとだけ頑張ってというポリシーですので、英語がご専門の方、綴りをはじめとし、いろいろな誤りは目を瞑っていただければと思いま…

ピレモンへの手紙 23〜25節

ピレモン書の最終回です。Epaphras, my fellow prisoner in Christ Jesus, greets you, as do Mark, Aristarchus, Demas, Luke, my fellow workers. The grace of the Lord Jesus Christ be with your spirit. (NASB)キリスト・イエスにあって私とともに囚人…

ピレモンへの手紙22節

At the same time also prepare me a lodging, for I hope that through your prayers I will be given to you. (NASB)それにまた、私の宿の用意もしておいてください。あなたがたの祈りによって、私もあなたがたのところに行けることと思っています。 (新…

エペソ人への手紙1章1〜2節

エペソ人への手紙の書き出しで、差出人と受取人を示した挨拶の文になっています。今回私が注目したのは、赤い文字で示した部分です。Christ Jesus もしくは Jesus Christ がそれぞれの要素に関わっている形になっています。まず、差出人のパウロは、イエス・…

エペソ人への手紙1章13〜14節

13In Him, you also, after listening to the message of truth, the gospel of your salvation--having also believed, you were sealed in Him with the Holy Spirit of promise, 14who is given as a pledge of our inheritance, with a view to the rede…

エペソ人への手紙1章11〜12節

本文 In him we have obtained an inheritance, having been predestined according to the purpose of him who works all things according to the counsel of his will, so that we who were the first to hope in Christ might be to the praise of his g…

エペソ人への手紙1章18節

NASB I pray that the eyes of your heart may be enlightened, so that you will know what is the hope of His calling, what are the riches of the glory of His inheritance in the saints, and what is the surpassing greatness of His power toward …

エペソ人への手紙1章7節〜10節

7 In him we have redemption through his blood, the forgiveness of our trespasses, according to the riches of his grace, 8 which he lavished upon us, in all wisdom and insight 9 making known to us the mystery of his will, according to his p…

ペテロ第一の手紙 1章22節〜23節

いろいろついていますが、中心になるアイディアは単純に「互いに愛し合いなさい」に集約されていることがわかります。それは、ヨハネによる福音書でイエス・キリストが新しい戒めとして与えた内容です。そのために、23節の中には「神に言葉を通して」という…

エペソ人への手紙 1章3節〜6節

3 Blessed be the God and Father of our Lord Jesus Christ, who has blessed us with every spiritual blessing in the heavenly places in Christ, 4 just as He chose us in Him before the foundation of the world, that we would be holy blameless b…

ユダ20,21節

画像の構文分析を確認してながら説明します。ユダによる手紙の20−21節を取り上げてみたいと思います。(保存したファイルが正規のファイルでなかったため、作り直してあります。微妙に説明と合わないかもしれませんが、ご勘弁ください。)NASB ユダ20、2…

構文分析の例

構文分析の例として、ユダによる手紙の20−21節を取り上げてみたいと思います。接続詞は一番上に置きます。また、呼び掛けの言葉は、主語そのものとは言えませんから、別に取り分けました。主節を探す作業に入ります。接続詞に従うことなく、文頭もしくは、文…

構文分析の簡単な紹介・説明

はじめに 構文分析は、文の主節、その他の品詞の修飾関係を系統図のように示して、その文の主旨をより明確に把握するためのものです。これによって、記者の意図が明確になったり、思わぬ発見が有ったりしますので、書簡文体の聖書研究では、是非用いていただ…

書簡文体の研究のポイント

おおまかな書簡文体の研究のポイントは、次のようになると思います。ポイント1)誰に向かって、どのような目的で書かれた書簡であるかを確認する。この文脈を理解していれば、部分的に読んだ時も、その個所の意味や文脈的位置を誤解せずに理解できると思い…

書簡文体の研究について

新約聖書の最初の4巻は、福音書と使徒行伝で、歴史的記述として一つに分類している聖書通読プログラムも有ります。このブログでは、これらを説話文体に分類して説明しています。そして、5巻目のローマ人への手紙以降からユダによる手紙までの22巻が書簡…