ここでの基本ツール

私の考える「ちょっとだけ頑張って」レベルで使う、聖書研究ツールについてコメントします。

1)日本語の聖書
聖書研究をしたいと思う程でしたら、当然日頃読む聖書が無ければいけませんから、日本語の聖書が一冊は必要です。もし、教会に出席していらっしゃれば、教会で使っているもので良いと思います。普及版で案外参照、索引などが充実しているのは、新改訳聖書日本聖書刊行会)だと思います。この訳については、極端に護教的で、恣意的な訳が有るという意見も見たことが有りますが、学者でない私達にはそういうことまでなかなか解りませんし、原語で聖書研究をなさる程の人たちから見れば、どの日本語訳も、なかなか満足できるものではありません。「ちょっとだけ頑張って」レベルでも、一応原語にはあたる努力をしますので、日本語聖書は、お好きなものを選ばれたら良いと思います。

日本語の聖書も、かなり奮発して買いたいという向きの皆さんには、以下の三冊を推薦させていただきます。

新改訳聖書(注解・索引・チェーン式引照付)出版:いのちのことば社
聖書-旧約・新約 フェデリコ・バルバロ訳 出版:講談社
新約聖書 フランシスコ会訳 出版:サンパウロ
(旧約も有るのですが、分冊になっていて、収集には手間がかかると思います。その後新旧約合本が出版されましたが、分冊よりも注解が少なくなっています。


2)英語の聖書
新約聖書を研究する時には、新約聖書の言語であるギリシャ語と同じヨーロッパ言語である英語で確認すると、より深く理解できる場合が有ります。そして、数有る英語の聖書の中では、特に聖書研究という用途には、New American Standard Bible (NASBと略)が良いと思います。これは、できるだけ原語の語順や構造を守って英訳されています。勿論これが完璧ということはありませんが、統語法的分析をする時には、大変役に立ちます。

英語の聖書も奮発して買いたいという向きの皆さんには、以下の二冊を推薦させていただきます。

Zondarvan社のStudy Bible New International Version という訳が多く売れているようですが、New American Standard Bible 版のものも有ります。解説や図説が豊富です。

Nelson New King James Version Study Bible Nelson社刊
こちらも解説や図説が豊富で、言葉の説明にやや重点が有る印象があります。


3)聖書研究ソフトウェアとインターネット接続
英語の聖書は、実際は購入しなくても、インターネットで検索すれば読むことができます。上でお奨めしたNASBもネットで読めます。「ちょっとだけ頑張って」ですから、手元に持っていたいという気持ちが無ければ、インターネットの聖書検索で十分です。

聖書研究ソフトウェアですが、本気で揃えようと思うと、数万円の出費になります。でも、幸いなことに、英語の聖書研究ソフトウェアには、無料でダウンロードできるものが有るのです。「ちょっとだけ頑張って」ですから、これぐらいがちょうど良いと思うのです。以下のリンクをご確認ください。私も、これをメインに使ってこのブログを書くつもりです。

http://www.e-sword.net/

このプログラムについては、別の記事で確認させていただきます。

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